続き5

そうこう繰り返しているうちに

赤ちゃんの頭の毛が見えてきたとのこと。

やった!ようやくや!と思っていたのも暫く。

頭が意外に大きくて、出たり入ったりしているとのこと。

だんだん苦しさがピークに達して来て、思わず助産師さんに

「まだですか?」と聞いてしまう。

「もうちょっとや、頑張れ」とのこと。

うーんうーん、と何度も陣痛が来るたびにいきむが中々。

そうしていると、赤ちゃんの心拍が弱くなってきて(これは後から聞いたこと)

赤ちゃんに酸素を送る必要が出てきたため、

私は酸素ボンベをつけることに。

何でこんなんつけるんやろうと不安になった私は

「え、これって皆つけるものなんですか?」と尋ねる。

助産師さんは「うん、多くの人がつけるよ」とのことで一安心。

結局最後の力を振り絞っておもいっっっっっっっっっっきりいきんだのち、

赤ちゃんがすぽりと出てきてくれました。

分娩室に入って約1時間ちょっとの後の出来事でした。

へその緒が赤ちゃんの首に巻きついていたらしく

パパはへその緒を切れず。

早急に医師のもとに赤ちゃんが手渡される。

連れて行かれるのを見ながら、私はもうぐったり。

その後、胎盤が出され、裂けたおまたの縫合が始まり

その間私はひたすら呆然としていました。

続き4

周期的に襲ってくる猛烈な痛み。

しかもその痛みがくる間隔もだんだんと短くなる。

ひたすら耐えている中、

助産師さんが子宮口の広さを確かめ、

「ほぼ全開やね、そろそろ分娩室に行きましょうか」とのこと。

痛みを堪えながら、ついに分娩室へ。

その後はひたすら、大きな陣痛が来るたびに

いきむ。いきむ。いきむ。(そう、まるで大きな便を出す時と同じ感じ)

痛みが去ったら深呼吸。

隣ではパパが泣いている。

バーバが応援している。→

続き3

そのままだらだらと痛みとともに時間は過ぎる。

夕方くらいから、だんだんと痛みが強くなる。

本当に痛い時は「痛いー!」と叫んで、じっと寝ていられないため

思わず起き上がってしまったり。

だんだんと辛くなってきた頃

助産師さんが「ちょっと何センチ開いたか診るから内診室にいこか」と。

どうかたくさん開いていてくれという願いを込めて内診室へ。

「7センチかな。そろそろ陣痛室へ行きましょうか」

とのこと。

”よっしゃ、もう少しで全開や、、”と思いながら

陣痛室へ行って、分娩用のガウンのようなものに着替える。

そこからがまた、さらに強烈な痛みとの闘いです。→

続き2

朝、「出血してるから今から来てほしい」という

私からの電話を受け、仕事場から急遽駆けつけてくれたもん。

出血と聞いて、何か悪いことと思ったらしく、

高速を130キロでぶっ飛ばして来たみたいやけど

病室での私の平然とした態度にあっけらかんとしていました。

そこからは暫く、もんと話をしたりトイレに行ったり、

お昼ごはんを食べたりして過ごしていましたが

徐々に陣痛の痛みも増してくる。。。

けどまだ我慢できる程度。

14時頃、子宮の口が何センチ開いたかを診てもらうために内診室へ。

すると4センチとのこと。

「うそ!!??朝、病院に着いて診てもらった時点での開きは3センチやったのに

5時間以上経ってまだ1センチしか増えてないの!!???

このペースやと一体何時間陣痛に耐えないとあかんねやろ・・。

10センチ開かないと分娩室には入れないのに・・。」

と、とても落ち込んで病室へ戻る。→

続き①


病院へ着くと、破水しているということで順番は割込で行けました。

先生に内診してもらうとすぐに「あー破水してるね」とのこと。

先に破水=難産になる

というイメージがあった私は、少しの間とまどいましたが

「別にそういうわけではないよ」という先生や看護師さんの言葉を聞いて少し安心。

内診が終わると、破水しているということで車いすで入院の階へ移動。

優しそうな助産師さんに「今回のお産を担当させてもらいます」と自己紹介される。

そして、車いすから降りて部屋の中のベッドへ移動。

そのまま、しばらくそのベッドの上で周期的にやってくるお腹および腰の痛みと過ごすことに。

まだ、この時は痛みはさほど強くなく、友達や姉に電話できるくらい。

そうこうしているうちに、しばらくして、もんが到着。→

分娩について


出産当日は朝の破水から始まりました。

最初は破水とは気付かずに多少、多い目のおりものに血が混じっているかなあ程度でした。

お腹も腰も痛かったので、一応母に言って、病院に電話。

すると今から来てくれとのこと。

けれど、まだそこまでお腹が痛くなく、破水だと気付いていなかった私は

「すみません、朝ごはん食べてから行っても良いですか?」

と聞いてしまい、

「え。。良いですけど。」とちょっと呆れたように返答されました。

そして、パンと芋を食べ、満足していたのも束の間、

まるで尿のようにおりものが出てくるのが分かったので、

「あ!これは破水や!」と気付いたのでした。

そして、けるこに送ってもらって病院へ→